辞める1年位だったか、企画の新人に企画者としての心得の研修をする機会があったわけですが、僕がその場で言ったのは「上司や先輩の言う事は必ずしも正しいとは限らないから、疑ってかかれ」ということでした。
会社組織というのは、その組織独特の文化とか、明文化はされていないけど不思議なルールのようなものがあります。
新人で入社すると、あるときは「え?」というようなルールがあったり、先輩や上司から「こうしなさい」「こうするものです」と言われた事が、不思議だったり、ちょっと納得がいかなかったりするものです。
しかし、大抵の場合、職場に配属されて1年も経つとすっかりなじんで、入社したばかりに感じていた「違和感」が薄れてなくなっていきます。2年目、3年目になると、今度はその会社のルールを後輩の新人に教える事になる訳です。
もちろん、会社の中でのルールや仕事のやり方というのには、それが出来たそれなりの理由というのがあるはずです。
しかし、新人さんの目で「おや?」と思う事は、もしかしたら大事な事なのかもしれない、という事です。
僕は、もしこれを読んでいるのがまだ入社したての新人さんであれば、会社の事で違和感を感じた事は「メモを取っておく」事をお勧めします。同時に「どうして違和感を感じるのか」についてもとっておくとよいです。
会社に入社する新人は、実は会社組織の中で一番「お客さま」「消費者」感覚に近い人なのです。
だから、感じる違和感の原因のいくつかは「消費者感覚」と「会社感覚」のずれによるものが原因である可能性があります。
残念ですが、一端組織のルールに慣れて、それが常識化してしまうと、自分の常識は簡単に疑う事ができなくなるのが人間というものです。
もし、あなたが新人でないなら、常に会社の方針や上司の言う事は本当に正しいかを疑う、自分で考えてみるクセをつけるための訓練を欠かさずにしないと、自分達がやっていることがうまくいかない原因がよくわからない、という事になってしまうでしょう。
自分の日常の仕事を客観的に見る、というのは簡単なようで、実は非常に難しい事なのです。
【ゲームプロデューサー中村さん】 上司や先輩の言う事を疑え http://dlvr.it/QKCNx
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上司や先輩の言う事を疑え | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ http://htn.to/phzEJn
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