この記事の所要時間: 約 1分30秒
ゲームハードを購入するお客様に話を聞いている時に、ゲームのハード(プラットフォーム)を購入する事を「投資」というシーンに何度かあいました。
何故「投資」なのかを考えると、次の二つの大きな理由がありそうに思います。
(1) 投資したハードウェアのお金は、段々回収していく
ゲームハードは高額で、1本のゲームソフト、数回のゲームプレイだけでは元が取れない、という意識があるのかと思います。
(2) 投資したハードウェアのお金分、回収できない、元を取れない可能性がある
今のようにゲームのハードウェアが複数出ている場合、自分が欲しい、遊びたいと思っているタイトルがそのハードで出るとは限りません。
ですから、回収できない可能性も含めて「投資」と言う表現をしているのではないかと思います。
購入したハードが高ければ高いほど、後に不安を感じます。
自分が購入したハード以外に自分が欲しいソフトが出たりすると、そういった不安が高まります。
ハードが高額なので、仮にゲームソフトが出なくても楽しめるような「保険」をハードに求める事もありますね。
AV機能とか、実用的に使える何かの機能とか….
今の高額なゲーム機は相変わらず購入前にお客様に「リスク」を負わせているという側面を持っています。
もしゲーム機の値段が下がったら全部買えばいいのか…というのも違う気がします。
ここでは、ハード(プラットフォーム)の話をしましたが、実は高いゲームソフトを購入するのも、同じく「投資」という感覚をお客様が持つ事があります。
そもそも、購入前に楽しめないかもしれない、という「不安」があるという事が実は問題で、商品を作る側は、その不安をどうやったら小さくできるのか、という事について知恵を絞る必要があると思っています。
こちらもあわせてどうぞ
- ゲーム専門のレビューを開発者は気にするべきなのか?
- 「リアル」な事がゲームを買わない人の理由になっている
- ゲームセンターのレースゲームの挙動がリアルでない理由
- 総プレイ時間表示が与えるもの
- 迷っているお客様の背中を押すのが店頭
Additional comments powered byBackType