店頭はメディアである

On 2011年4月21日, in ブログ, by nakamura
この記事の所要時間: 159

一時の景気がよかった頃に比べて今はパッケージのゲームソフトはずっと売れなくなっています。しかし、(一つには開発者の思い込みもあって)ゲームソフトの開発費は上昇しています。

結果的によっぽど売れる確信がなければ広告予算に十分なお金をつぎ込む事が出来なくなり、テレビCM等の大規模な広告なんて簡単に打てなくなっています。で、より売上があがらない。そんな状況ではないでしょうか。

そんな今だからこそ、僕は、

「店頭はメディアである」

という事を皆さんに伝えたいと思います。



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まずお伝えしたいのは、誰もがテレビ、雑誌、ネットをくまなくチェックして買いたいソフトを選んでからお店に行って、指名して買う訳ではないという事です。

特に、今現在のように派手な宣伝活動を行えない場合は、ふらっと立ち寄ったゲームショップ、あるいは量販店のゲームコーナー等で初めて「こんなソフトがあるんだ」という事を知るケースは少なくありません。

特に発売から時間が経てば立つほど、メーカーが行う広告宣伝の効果は薄れますから、お客さまにとってその商品が「店頭が初見」という事は多くなります。

(僕自身はこの事についてのある具体的な裏付けを持っていますが、その事を詳しくお伝えするのは色々調整してからのつもりでいます)

また、商品を知るきっかけが何らかのメディア(ネット、雑誌、記事、番組)であったとしても、お客さまはそのソフトが発売されていれば、次のアクションは「お店に足を運ぶ」事もあります。

その場合は、お店に行って、商品があれば、そのパッケージ等を見て買ってみようかを考えます。

その隣に類似する商品があったとすれば、パッケージの裏面など読んで比較してどちらを買うか、あるいは両方買わないか、を決めるのです。

さらに言うと、ある程度詳しく欲しいソフトが分かって店頭に行ったとしても、「価格」に関してはお店に行くまで分からないのです。もし、特に中古で買う事も検討している場合には。


ゲームソフトに限らず、商品企画、そして販売までトータルで見る必要のあるプロデューサーなら、「店頭はメデイアである」事をきっちり理解する必要があるのです。


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11 Tweets

コメント(3): 店頭はメディアである

  1. nama_now より:

    (@takashi0nakamur)ブログ更新「 店頭はメディアである」1日3分でゲームプロデュースがわかる!生の知恵ブログ http://bit.ly/g1jOkw #gpblog

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  2. create_rss より:

    【ゲームプロデューサー中村さん】 店頭はメディアである http://dlvr.it/PBRLt

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  3. takerui より:

    店頭はメディアである | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ http://htn.to/DpiQ7E

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