この記事の所要時間: 約 1分45秒
前回のエントリーで、「店頭はメディアである」というお話をしました。

ある意味、店頭がメディアとして最強であるのは、
「欲しいと思ったら、その場で買える」
事です。
他のメディアでは「興味を持たせる」「欲しくなる」事はある程度できても、その場で「買う」所まではできません。
( ある意味 Amazon等の通販はその意味で強いですね。あれもいわばネット上の店頭になるわけです。)
お客さまは、ある商品に興味を持って来店されたとしても、「絶対に買う」と決めて来る人ばかりではないのです。言い換えると、お客さまには来店までは買うかどうかの「迷い」があるわけです。
ですから、店頭では、そんなお客さまにとって「買おう!」という気持ちに「背中を押す」情報があるかどうかで売れ行きが変わってくるのです。
ゲームズマーヤで店頭に立たせて頂いていたのは殆どは「木曜日(多くのソフトの発売日)」と「土曜日」でした。
発売日に来店されるお客さまは、確かに指名買いで、来店してすぐに購入、というお客さまが多い印象です。
しかし、発売日に来店されるお客さまの中でも、何度もパッケージを見直したり、他のソフトもチェックしたり、店頭で流れているビデオをじっくり見たりした後に、パッケージを手にとってレジに持ってくる、というお客さまも多いのです。
週末に来店されるお客さまは、その傾向がより顕著のように思います。
お客さまとしても、「じっくり考える」時間も含めて土日に来よう、という心理が働くのかもしれません。
あなたがもしゲームソフトのプロデューサーだったとしたら、例えばパッケージがちゃんとお客様にとって「背中を押す」ものになっているかどうかをじっくりチェックしてみるべきだと思います。
迷っているお客様は「背中を押して欲しい」のです。
こちらもあわせてどうぞ
- お客さまの顔が思い浮かぶか、が仕入れの決め手
- お店のニーズは「お客様のニーズ」に由来している
- 気をつけろ 甘い言葉と「新感覚」
- 映画のDVDを「レンタル」する心理と中古の話
- 中古買取価格が新品の売れ行きに影響を与える?
【ゲームプロデューサー中村さん】 迷っているお客様の背中を押すのが店頭 http://dlvr.it/PJbNS
This comment was originally posted on Twitter
@takashi0nakamur ちなみに私がゲーセン店長時代は、お客様の「足を運ばせる」きっかけ作りも重要な仕事でした~! RT takashi0nakamur
ブログ更新「 迷っているお客さまの背中を押すのが店頭」 http://bit.ly/hPrd1M #gpblog
This comment was originally posted on Twitter
迷っているお客様の背中を押すのが店頭 | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ http://htn.to/wr9cY7
This comment was originally posted on Twitter