クリエイターブランドは通用するか

On 2010年12月24日, in ブログ, by nakamura
この記事の所要時間: 218

このブログでは何度か「ブランド」の話をしています。

「ブランド」=信頼の証、ですが、その「ブランド」にも色々な種類があります。

例をあげると、

  • 会社名 ( 任天堂, セガ, …. )
  • タイトル ( モンスターハンター, …. )
  • クリエイターorプロデューサー名
  • チーム名, レーベル名 ( AM2, Team Ninja … )
  • キャラクター名 ( マリオ, … )

等があります。

多分挙げた中で、一番お客様に通じにくいのは個人的にはクリエイターorプロデューサー名だと思います。

「XXXXさん」と名前を言われてもわからず、結局「○○○を作ったXXXさん」と言われて、あー、そうなんだとなる事が業界で働き始めて長い僕でもあります。

実際、多分業界で一番有名なクリエイターでプロデューサーの任天堂の宮本さんでも、例えばうちの嫁は知りません(笑)。

宮本さんが作ったマリオは知らないはずがないですけれど….

(宮本さん、見てたらすみません…)


ですが、僕は葛西にあるゲームショップ「ゲームズマーヤ」の秋谷店長にこんな事を教えてもらいました。

「商品(ゲームソフト)をどれだけ入荷するかは勝負。勝負に勝つには誰がプロデューサーで、誰がクリエイターか、何を作ったチームなのか、内部開発なのか外部開発なのか、どの会社が開発等は基本全部調べる。そして過去のそのプロデューサーやクリエイターの勝率は入荷数を決める上で参考にする。このプロデューサーは何勝何敗だから、多めに入れる、あるいは絞っておこう、のように。

商品がどれだけ店頭でプッシュされるか、はお店次第で、それにより売り上げは確実に違ってきます。

ですから、お客様が買う時には「直接の」影響は少ないかもしれないですが、誰がプロデューサー、クリエイターなのかはお店の人は(ある程度は)知っていて間接的には売り上げを左右しているという事がいえるのかと思っています。

秋谷店長は「プロデューサーは特に勝率で見ている」という事をおっしゃっていました。

この事を聞いた時、僕はプロデューサーとして身が引き締まる思いでした。

プロデューサーとして信頼を持ってもらえなければ、まずお店にちゃんと並べてもらえるかの壁を越えられない訳です。

仮に一度信頼されたとしても、失敗ばかりしていては信頼を失って、より失敗する確度が高くなってしまうのです。

ブランドには「勝率」が密接に絡んでいます。

この話はまた詳しくお話しようと思います。

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