不思議な事に、このゲーム業界においては、失敗事例には事欠かないはずなのに、同じ失敗がずっと繰り返されているように思います。
業界内、でもそうですが、同じ社内でも、あちらのプロジェクトでやった失敗と同じ事が他のプロジェクトでも起こってしまう(原因は一緒)、という事は珍しくありません。
何故、そのような事が起こるのでしょうか。
失敗の事例がクローズアップされないのは、この業界だと10本のうち1本でもヒットを出せば(商売上)全体的には回ってしまう、という事も事情としてある可能性はあります。
(最近はそんな打率にはならないので、苦しんでいる所は苦しんでいますね)
それに人間は、自分が失敗したとしても、なかなかそれを認めたくない、という心理を持っているものです。
素直に失敗を認められる人はなかなかいません。
同時に、本人がそれが何故失敗したかを理解していたとしても、自分が犯した失敗については多くは語りたがらないものです。
結局の所、失敗した事とその理由は、深く分析される事もあまりなく、結果的に同じ失敗が繰り返されている、というのが今の状態かもしれません。
では、どうしたらよいのでしょうか。
あくまで持論ですが、失敗の事例は「他人様」から学ぶ事にする、のがよいのではないかと思っています。
自ら、あるいは自分の組織の失敗の原因を追及するのは、精神的にも辛い作業になり、無理な理由、言い訳を生み出しやすく、間違った答えを引き出しかねないのです。
「他山の石」という言葉があるように、客観的に見る事が出来る同業他社の事例(失敗例、そして成功例)を十分に研究する事で、何が失敗の原因だったのか、我々はどうすべきなのかを学び取る事ができるのではないかと、これまでの自分自身の経験上からも思います。
もちろん、自らの失敗から学ぶ事も重要です。
しかし、それが心理的に難しいのであれば、あえて「他山の石」に学ぶ事(事例研究)する事は悪い手段ではない、と考えています。
失敗例をまとめたデータベースを組織ごとに作れば、と思うけど難しいよねえ /失敗からなかなか学べない理由とその対処法 | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ – http://goo.gl/pSRze
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あとでたんぶらる。>失敗からなかなか学べない理由とその対処法 http://bit.ly/jXVIPp
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自分の組織の失敗例とその原因をちゃんと分析をするというのはなかなか難しいですね。どうしても、いいわけの集まりになってしまうほうが普通です。(自分は悪くない、と)
だから、本当は見る必要があっても、あえて客観的に見られる「他人の失敗」から学ぶほうがちゃんとした原因と結果の関係を分析できるように思います。
岡目八目。プレイヤーより横で見てる人のほうが何が起こってるかを把握できるっていうあれですね。
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