一時の景気がよかった頃に比べて今はパッケージのゲームソフトはずっと売れなくなっています。しかし、(一つには開発者の思い込みもあって)ゲームソフトの開発費は上昇しています。
結果的によっぽど売れる確信がなければ広告予算に十分なお金をつぎ込む事が出来なくなり、テレビCM等の大規模な広告なんて簡単に打てなくなっています。で、より売上があがらない。そんな状況ではないでしょうか。
そんな今だからこそ、僕は、
「店頭はメディアである」
という事を皆さんに伝えたいと思います。

まずお伝えしたいのは、誰もがテレビ、雑誌、ネットをくまなくチェックして買いたいソフトを選んでからお店に行って、指名して買う訳ではないという事です。
特に、今現在のように派手な宣伝活動を行えない場合は、ふらっと立ち寄ったゲームショップ、あるいは量販店のゲームコーナー等で初めて「こんなソフトがあるんだ」という事を知るケースは少なくありません。
特に発売から時間が経てば立つほど、メーカーが行う広告宣伝の効果は薄れますから、お客さまにとってその商品が「店頭が初見」という事は多くなります。
(僕自身はこの事についてのある具体的な裏付けを持っていますが、その事を詳しくお伝えするのは色々調整してからのつもりでいます)
また、商品を知るきっかけが何らかのメディア(ネット、雑誌、記事、番組)であったとしても、お客さまはそのソフトが発売されていれば、次のアクションは「お店に足を運ぶ」事もあります。
その場合は、お店に行って、商品があれば、そのパッケージ等を見て買ってみようかを考えます。
その隣に類似する商品があったとすれば、パッケージの裏面など読んで比較してどちらを買うか、あるいは両方買わないか、を決めるのです。
さらに言うと、ある程度詳しく欲しいソフトが分かって店頭に行ったとしても、「価格」に関してはお店に行くまで分からないのです。もし、特に中古で買う事も検討している場合には。
ゲームソフトに限らず、商品企画、そして販売までトータルで見る必要のあるプロデューサーなら、「店頭はメデイアである」事をきっちり理解する必要があるのです。
こちらもあわせてどうぞ
- 迷っているお客様の背中を押すのが店頭
- 中古買取価格が新品の売れ行きに影響を与える?
- お客さまの顔が思い浮かぶか、が仕入れの決め手
- 新しい操作やルールを覚えるのはお客様にとって負担である
- 購入前のお試しは、買わない人にとっても価値がある
(@takashi0nakamur)ブログ更新「 店頭はメディアである」1日3分でゲームプロデュースがわかる!生の知恵ブログ http://bit.ly/g1jOkw #gpblog
This comment was originally posted on Twitter
【ゲームプロデューサー中村さん】 店頭はメディアである http://dlvr.it/PBRLt
This comment was originally posted on Twitter
店頭はメディアである | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ http://htn.to/DpiQ7E
This comment was originally posted on Twitter