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ゲーム開発者は、無意識に「お客様」=「プレイヤー」=「ユーザー」=「購入者」と考えがちです。
以前のエントリーでも言った通り、そうなるケースもありますが、基本的にはそれらは違うものです。
過去エントリー:追求すべきは誰の満足?プレイヤー、ユーザー、それとも?
そしてもう一つ、ゲームの開発者は「ゲーム」を研究する事で満足しがちです。
確かに、他社が作ったゲーム、売れているゲーム、そういうモノを研究する事は大事かもしれません。
それらの良い所をうまく盗むという事で、商品を改良していく事は出来るでしょう。
しかし、僕はそれ以上にお客様、あえて言えば「お客様の生活」を研究する必要があると考えます。
- ゲームを遊ぶのはどんな時なのか、遊ばないのはどんな時なのか。
- どんな姿勢で遊んでいるのか。( 寝転がって?ソファに座って?立って?両手で?片手で?歩きながら? )
- どんな場所で遊んでいるのか。(自分の部屋?リビングで?電車の中で?待合室で? )
- ゲームが嫌い、と思っている人はどんな生活をしていて、どんな理由で嫌いなのか。
- ゲームの話題をするのはどんな時か。どんな話題か。
- 生活する上で、困っている事はないか。それをゲームで解決できないか。
残念ながら、今の世の中に出ているゲームの殆どは、お客様の生活に着目して作られたのではなく「ゲームを見て」作られたゲームだと僕は思います。
お客様の生活に着目しなければ、本当の意味でお客様が何を必要としているかを見失います。
それにより、客離れ、新しい顧客を得られない、という事に繋がります。
お客様の生活、という視点を持ってもらうために、少し皆様にも考えてもらいたい事例があります。
質問:TV番組の「仮面ライダー(シリーズ)」は誰のどんなニーズ(必要性)に応えているでしょうか。
明日、この事例についての中村の考えをブログのエントリーにしようと思います。
お楽しみに。
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