この記事の所要時間: 225

PS2版もじぴったんの発売後、パッケージに問題があり、本来は大人、特に大人の女性が楽しめる商品だったのに、それがうまく伝わっていなかった事がわかりました。

過去記事:もじぴったんPS2でのパッケージの失敗

逆に言えば、そこの伝え方をうまくすれば、まだ「もじぴったん」を買って頂けると考えていました。

過去記事:失敗の中から機会を発見する姿勢

そんな時にベスト版(廉価版)の発売の話が舞い込みます。

ほんとにこの時には色々あったのですが、今回は特にパッケージデザインの話をします。


通常、ベスト版発売時には最初に発売されたオリジナル版からデザインや表記の中身を変更する事は基本的にありませんでした。ベスト版にする時には共通のフォーマットがあって、それにあわせて修正を加えるだけ、なのが普通でした。

しかし、パッケージの問題点がはっきり分かっていた事もあり、絶対に修正が必要だと思った僕は、関係各所にかけあって、デザインには大幅に手を入れました。

ベスト版のパッケージデザインを変更しない理由は、もちろんあるのです。

過去記事: 会社の常識を疑い、うまく破る方法

ベスト版で大幅にデザインを変えて、もし過去にオリジナル版を購入したお客様が「新作」だと思って購入してしまうと、クレームになってしまうのです。ですから、変更をかけない、フォーマットで廉価版である事がはっきりわかるようにする、事が必要だった訳です。

ですから、そういう誤解を与えない範囲で、修正をする必要がありました。

ものを見て貰うのが早いので、修正後(裏面)と修正前(裏面)を見てもらおうかと思います。

以下が修正後(裏面)です。

Mojibest

以下が修正前(裏面)です。

Mojiorgura

修正した際に、一番気をつけたのは「子供っぽい(幼児向け)ではなく大人でも楽しめそう」という事です。ですから、以前は意図的に「ひらがな」を多用していましたが、逆にベスト版のパッケージでは「漢字」を意識して使っています。

その他、その後の調査で分かった「何を訴えれば大人の女性が魅力に感じるか」「優先づけて」「きっちり」説明するように改良しています。

少なくとも社内では前例がなかった事だったので、関係各所への根回しは大変でしたが、幸い、パッケージに問題があった事の問題共有が関係者で出来ていたこともあり実現できました。当時の関係者には頭が下がる思いです。

ゲームを制作している人に一番伝えたい事は、「中身はまったく変わらないもの」なのに「パッケージの工夫」が売れ行きを変える(誰が購入するかが変わる)し、「購入した人の満足も変える」という事です。

今のパッケージゲームの殆どは、中身には力を入れているのにパッケージからはまったく魅力が伝わらないというケースが殆どの気がします。それではどんなに苦労した事も水の泡になってしまう可能性が高くなるのではないでしょうか。

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コメント(3): もじぴったんPS2版でのパッケージ改良(裏)

  1. takerui より:

    もじぴったんPS2版でのパッケージ改良(裏) | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ http://htn.to/mGqKzH

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  2. Ka3x2_SensuiDOL より:

    もじぴったんPS2版でのパッケージ改良(裏) http://bit.ly/kbBlIe

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  3. monoooki より:

    プレイ動画見てからだったから気にならなかったけど、予備知識なしに箱見たらつまらなさそうに見えてくる。難しいなぁ。 / もじぴったんPS2版でのパッケージ改良(裏) | 元もじぴったんプロデューサーの生の知恵ブログ http://htn.to/HKtt8P

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